まずはブラッシングです!! 実は削って詰めても、一時的にその部位のむし歯の進行は止まりますが、他の歯やお口全体のむし歯の進行は止まりません。 むし歯菌も未だにすべてが解明されているわけではありません。いろんな要因が重なり、お口の中の菌のバランスが崩れた時に進行するといわれています。 つまり、お口の中の悪い菌の量を減らし、菌のバランスを整えることが最高の治療法と言えます。
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一般的な削る処置とは? |
むし歯の穴の処置には次の3つのポイントがあります。 1.酸により溶かされた歯を削ることにより、むし歯の部分を取り除く 2.むき出しになった象牙質の傷口を塞ぎ、象牙質と歯髄を保護する 3.穴を金属やプラスチックなどの材料で埋めて元のかたちや色を復元する |
歯に穴があいてもリスクコントロールが重要 |
初期の段階のむし歯は、初期の段階でリスクコントロールができないと穴は一気に広がってしまいます。 また、歯に大きな穴が開いてしまった場合、自然にふさがることはありませんが、リスクコントロールを徹底することにより、拡大・進行をとめることが可能です。 とにかく歯に穴が開いているようなら、早めに歯科医院に行ってください。 |
歯の治療の移り変わり=リスクコントロールを前提に= |
以前は、悪くなったところだけでなくむし歯の近くの健康な部分も予防として削ることが正しい治療とされてきました。 しかし今ではリスクコントロールを前提にした削り方がされるようになり、出来るだけ歯を削らない治療が行われるようになっています。 こうした治療には歯にくっつく接着剤など歯を修理する歯科材料の発達なども大きく貢献しています。 またむやみやたらにむし歯だから削るのではなく、進行性の低い初期むし歯なら削らずに経過を診るということも必要です。やはり天然の歯にはかないません! |
できるだけ歯を削らない治療をするためには… |
むし歯が進行しないお口の環境を維持することが大切です。 定期的に検診等で通院されていれば進行具合や初期むし歯を発見でき、削る量も少なく、大掛かりな治療をしなくてすみます。 |
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治療内容、費用等 |
むし歯の部分やアマルガム充填がされているところを削り取り、コンポジットレジンという樹脂に置き換えます。 費用は保険診療になります。
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リスク・副作用 |
むし歯の形態や大きさによっては対応できません。 削りますので治療後にシミる可能性があります。
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日本で認可が下りていませんが、ドックスベストセメントを用いた治療法もあります。 詳しくはスタッフにお問い合わせ下さい。 |